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HIVを防ぐためにセーファーセックスを知ろう

2019年11月03日
危険なウィルス

HIVは性的感染が最も多いため、セーファーセックスの話がよく挙がります。セーファーセックス(SaferSex)は、日本語で言うと安全な性行為のことです。ここで言う安全というのは、コンドームを正しく使用することと精液・膣分泌液・血液などが直接触れないようにすることを表しています。

HIV感染は、HIVに感染した精液・血液・膣分泌液・母乳などが粘膜や傷口に直接触れることで起きます。健康な皮膚に触れるだけではうつりませんが、粘膜や傷口に触れたら安易に感染するのです。皮膚なら良いと軽率に行動すると、思わぬ些細な傷からうつることもあります。また、健康な皮膚に付着した液が粘膜に触れることも十分あり得ます。

セーファーセックスをするにあたり絶対的に避ける必要がある行為は、コンドームを使用しない膣性交やアナルセックスと性器や肛門を舐めるオーラスセックスです。他にも、オーラスセックスなどに類似した行為は止めるべきと言えます。

ちなみに、体液でも唾液や尿などには感染するだけのウイルス量が含まれていません。そのため、ディープキスは行えます。しかし、口腔の健康状態が著しく悪い場合は唾液による体液感染の危険があります。また、口が健常でも感染した性器に接触させれば感染経路が生じるので止めてください。

膣性行やアナルセックスを望む場合は、コンドームを正しく使用することが求められます。まずコンドームの使用による感染防止は、性行為の途中ではなく最初から終わりまでずっと装着しないと意味がありません。射精前後のカウパー腺液(いわゆる先走り汁)にもウイルスは多量に含まれているため、油断しないでください。

口を使用した性行為の場合も、コンドームの使用は欠かせません。また、二重にすると外れたり破れたりしやすくなるので止めてください。長い爪はコンドームを破く可能性があるため、定期的に適度な長さに切るようにします。ゼリーや潤滑油を使う時は、水溶性の製品を選ぶようにしてください。

持ち運びの際はコンドームに傷が付いて品質が落ちないよう、ちゃんとハードケースに入れた方が安全です。高温になる場所や防虫剤の側に置くと品質悪化が起きるため、保管場所にも注意してください。

セーファーセックスの他、性行為をしない(NoSex)という選択肢もあります。しかし、一般的にそれは難しいケースが多いのです。パートナーがいるなどで難しい場合には、感染経路を作らないセーファーセックスを心がけましょう。

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