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日本に多い「いきなりエイズ」は若年層だけの問題ではない

2019年12月27日

エイズの発症によって初めてHIVに感染していたことが発覚するした場合、いきなりエイズとも呼ばれます。発症によって症状や合併感染症が起きた時に受診して、初めて自分がHIV感染者であったことに気付くということです。

日本におけるいきなりエイズの割合は、エイズ発症者全体の約3割を占めます。いきなりエイズの年齢は20代から40代が中心となっていますが、中には70歳の方もいますので若年層だけでなく中高年も注意が必要です。中高年になると若年期よりも自然と免疫力が低下するため、潜伏していたHIVウイルスが弱まった抵抗力の隙から発症に至る可能性があると言われています。

感染してからエイズ発症に至るまでの期間は長くても10年前後である場合が多いとされますが、15年以上になっても発症しないケースも少なからずあります。そのため、中高年になった時に若年期に感染したHIVがエイズを発症させることがあるのです。

いきなりエイズについては、厚生労働省も注意喚起しています。厚生労働省が国として注意を促している理由は、感染に気付かないまま他者と性行為をしてウイルスを拡散させる可能性があるためです。また、母子感染によって世帯を渡り知らず知らず感染すると可能性もあります。

HIV感染を防ぐことはエイズ発症を防ぐために必要なものであり、世界的にその動きが高まってきます。しかしHIV感染による初期症状が風邪やインフルエンザに似ていることから、検査を受けないままで長期間過ごしてしまう方も少なくないのです。

性行為に関する問題は、プライベートではなくパブリックな問題(公的問題)であると言われています。それは性行為に感染症の問題が深く関係しているからです。感染経路となり得ることがあった時には、症状の有無や程度を問わず検査を受けるべきだと言えます。

中高年の方はその年齢に至るまで発症していないと、検査したこともないのに感染していないと思い込んでいるケースが大変多いとされます。社会的に高齢者と呼ばれる年代になっても、これまで感染経路となると経験があるなら一度は検査を受けた方が良いでしょう。

HIV検査は、保健所で無料かつ匿名で受けることができます。高齢になって自然と免疫力が落ちている中でエイズを発症すると、どんな医者も予後は保証できないと言います。生きたい気持ちがあるのであれば、感染経路となり得る経験の後にはHIV検査を受けた方が賢明です。

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